ロッテ関谷 パ新人トップ4勝 宝刀チェンジアップはまるでフォーク

[ 2016年8月7日 05:30 ]

<オ・ロ>7回無失点で4勝目を挙げた関谷

パ・リーグ ロッテ2―0オリックス

(8月6日 京セラD)
 ロッテのルーキー・関谷の宝刀が光った。1―0の4回1死一、二塁、中島を内角低めに落ちるチェンジアップで空振り三振。続く川端も打ち取り、最大のピンチを無失点で切り抜けた。

 7回を6安打無失点。6月15日以来の4勝目に「チェンジアップが良かった。右でも左でも関係なく投げられた」と振り返った。

 独特のチェンジアップ。試行錯誤するうちに、中指と薬指を2本の縫い目に添えてツーシームのように投げる握りに行き着いた。「この球がなければプロに入れなかった」と胸を張るほどで、テレビ中継の実況ではフォークに間違えられるほど落差が大きい。左打者には決め球として威力を発揮するため、左の被打率は・192。一方、右打者は・304だった。だが、小林投手コーチから「右打者にも使った方がいい」と助言され、7月13日のソフトバンク戦(QVCマリン)から右打者にも意識して使い始め、投球に幅が広がった。

 4勝はパ・リーグの新人トップ。チームに3連勝を呼び込んだ右腕は「(新人王は)頭にない。チームのために試合をつくる」と無欲を強調した。 (渡辺 剛太)

 ▼ロッテ・益田(9回に登板し、8セーブ目。史上5人目となる入団から5年連続の50試合登板)誇りにするのはこれしかないので、ホッとした。

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2016年8月7日のニュース