過去の“最強最下位”98年のロッテ、いてまえ打線、…

[ 2014年8月9日 09:45 ]

<D・ヤ>3回1死一、二塁、左越え3ランを放ち、雄平(左)、バレンティン(右)に迎えられるヤクルト・畠山

セ・リーグ ヤクルト12-3DeNA

(8月8日 横浜)
 ヤクルトは8日、DeNA戦で球団記録を更新する9試合連続2桁安打となる16安打12得点で大勝した。チームは最下位ながら連日の猛打で、チーム打率・290、495得点は12球団トップ。8月は6勝1敗の首位で、セ・リーグの大混戦を演出している。

 ≪過去の最強最下位≫

 ◆チーム打率トップも 高い攻撃力を誇りながら、最下位に甘んじたのが98年のロッテだ。チーム打率は.271で1位。打撃10傑には2位の平井ら3人が名を連ねた。チーム防御率も2位の3・70と健闘したが、同年は優勝した西武から6位のロッテまで9・5ゲーム差。混戦レースが災いした。

 ◆いてまえ打線実らず 近鉄は81、99年とリーグ最多のチーム本塁打を記録しながら6位に沈んだ。81年は149本塁打を放ったがチーム打率は.253で最下位。99年は151本塁打したがチーム防御率が4・54でこちらもリーグ最下位。歯車のかみ合わないチーム構成がたたった。

 ◆球団初の栄誉も 昨年の日本ハムはチーム盗塁数がリーグ最多の120。陽岱鋼が47盗塁を決め球団史上初の盗塁王に輝いた。ところが、チームは前年の優勝から一気に最下位に転落。チーム盗塁数が最多で最下位は、パでは88年ロッテ以来25年ぶり2度目の珍事だった。

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2014年8月9日のニュース