西武・野上　熱愛発覚後初マウンド飾れず　チームは逆転勝ち

＜ロ・西＞６回途中で降板する野上（右）

パ・リーグ 西武９－５ロッテ

（8月8日 ＱＶＣ）
　注目を集めたマウンドで西武・野上は一球一球丁寧に投げ込んだ。

　「球数も少なく、良いペースで投げていた。球自体は良かった」と５回まで無失点。しかし、４―０で迎えた６回に２点を失ったところで降板。救援した小林宏が逆転３ランを被弾したため、今季５勝目はならなかった。

　元「モーニング娘。」の石川梨華との交際発覚後、初マウンド。「もういいじゃないですか」と発言を避けた。すべては野球に集中するため。昨季はチーム最多タイの１１勝を挙げたが、今季は４勝７敗と負けが先行。２軍降格も味わった。この日は１４０キロ前後の直球を軸に緩急を駆使し、試合はつくったが、あと一歩踏ん張れなかった。

　味方打線が８回にメヒアの決勝適時打など７安打を集中して一挙５得点での逆転勝ち。田辺監督代行は野上については「やっぱり６回なんだよな」とより高いレベルの投球を求めていた。