吉見６月中旬にも復帰　権藤コーチが見通し明かす

　逆転Ｖへのとっておきの“切り札”だ。２軍調整中の中日・吉見一起投手（２７）が交流戦中に復帰することが１日、濃厚となった。左太もも肉離れで５月２日に登録抹消されたが、ここまでウエスタン・リーグ２試合に登板するなど順調に回復。早ければ来週末にも１軍に合流する可能性が高まった。

　この日は休日返上でナゴヤ球場で汗を流した右腕。「きょうは１軍の練習日なんで、僕は何もありません」とコメントは避けたが、もう一度２軍戦で先発し、問題がなければ１軍に昇格する見込みとなった。権藤投手コーチは「２軍コーチに任せているけど、あと１週間もすればメドが立つんじゃないの」と話した。

　交流戦は現在、巨人と１・５差の２位。１３日からのソフトバンク戦、あるいは１６日からのオリックス戦にエースが間に合えば球団初の優勝へ大きな力となる。