渡辺政権初の休日返上全体練習「予定あった人には謝る」

[ 2012年6月2日 06:00 ]

ノックする渡辺監督

 最下位に低迷する西武が1日、渡辺政権では初となる休日返上での全体練習を西武ドームで行った。5月30、31日の広島戦(マツダ)で連敗し、31日夜に急きょ決定。選手は広島から早朝の新幹線に乗り、計5時間以上の移動後、球場に集まった。

 練習前の円陣では渡辺監督が約2分間、休日返上の意図を説明。「予定があった人には謝る。申し訳ない。しっかりみんなの力で気持ちを一つにしよう」と話した。その後は2日からのDeNA戦(西武ドーム)に先発する西口と牧田、広島戦に先発した岸を除く、投手野手全員が参加してアメリカンノックを約30分敢行。途中、指揮官もノックバットを握り、熱のこもった練習に中村は「同じことやってたらあかんという意味だと思う」。片岡も「こういうのがウチの雰囲気。みんなで上を目指していこうということだと思う」と気持ちを新たにした。

 守護神の涌井が5月22日に出場選手登録を抹消されるなど、依然苦しい状況が続くが、今こそ一致団結するとき。首位とは今季最大の10ゲーム差だが、6月反攻へ全力を注ぐ。

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