小久保、前半戦復帰は無理 手術なら今季絶望の可能性も

[ 2012年6月2日 06:00 ]

検査結果の報告を終え引き揚げる小久保

 史上41人目の通算2000安打まで残り1本としながら、椎間板ヘルニアで離脱したソフトバンク・小久保裕紀内野手(40)の前半戦復帰が絶望的となった。同選手は1日にヤフードームで秋山監督と会談後、「復帰時期は分からない。リハビリを始めるまでのメドが立っていない」と、症状に改善が見られないことを明かした。

 「ブロック(注射)を打ちながら安静にしているのが一番」と今後1週間もトレーニングをせず、2週間後をメドに今後の方針を立てる予定。出場選手登録を外れた5月25日以降は自宅静養が続いており、順調に回復したとしても筋力低下は避けられず、復帰までにさらに時間を要するとみられる。小久保も「また、キャンプみたいなことをやる」と実戦復帰には練習再開後から1カ月は必要との考えを示した。これにより、球宴前の最終戦となる7月18日のオリックス戦(ヤフードーム)までに復帰することは極めて困難だ。また、回復具合によっては「手術も選択肢にある。ただ(現時点で医師には)必要はないと言われている」と話し、手術に踏み切れば最悪、今季中の復帰が絶望となる可能性も否定できない。

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2012年6月2日のニュース