寺原“エグい”巨人打線対策は「四球、先頭打者に注意」

[ 2012年6月2日 06:00 ]

アップ中、談笑する寺原(右)と小松

 昨季の“再現”で、交流戦の優勝マジック点灯阻止だ! オリックスは2日から本拠地・京セラドームで巨人と激突する。先陣を切る寺原隼人投手(28)は1日、神戸第2で最終調整。G倒へ力を込めた。

 10勝2敗と快進撃が続く巨人の前に立ちはだかる。昨年5月23日(東京ドーム)も沢村と投げ合っており、9回1失点完投で勝利投手になった。「連打や長打を防がないと、大量失点になる。打線は誰が見てもエグい。でも無駄な四球や先頭打者を出さなければ、試合はつくれる」と決意を語った。

 前回5月26日広島戦(ほっと神戸)で7回無失点。最速150キロを計測した直球にスライダーを効果的に織り交ぜて今季初勝利を挙げている。直前の気配はバツグンだ。

 2戦目はエース金子がスタンバイ。前回同16日巨人戦(東京ドーム)の初回に高橋由に満塁弾を浴びるなど5回6失点だった。雪辱を期すマウンドで右の二枚看板でチームに勢いを取り戻したい。

 巨人は5月を16勝4敗3分けで乗り切り、勝率・800。特に高橋由は前カードの楽天戦で連日のV弾を放つなど要警戒だ。「(高橋由ら)調子のいい打者の前にランナーを出さないこと」。仮に巨人が勝ち、ロッテが中日に敗れれば、巨人に交流戦Vマジックが点灯する。寺原は「開き直っていくしかない」と言葉に力を込めた。

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