新主将に就任 エース玉熊の誓い「来年も甲子園に行きたい」

[ 2011年8月17日 14:36 ]

打撃練習でトスを上げる北海・玉熊新主将

 今夏全国最多タイとなる35度目の甲子園に出場した北海が16日、エース玉熊将一(2年)を主将に指名して新チームを始動させた。平川敦監督(40)に「玉熊しかいない」と言い渡されると、春夏連続甲子園の立役者は「周りより多い経験を生かしてチームを引っ張り、来年も甲子園に行きたい」と宣言。「投手なので(主将として)大変な部分は多いけど…。いる時はまとめる」と武者震いした。副主将は松本桃太郎内野手、平田成捕手、小倉亮外野手(全て2年)の3人。玉熊をサポートする松本は「いない時は自分が主将のつもりで引っ張りたい」と意気込んだ。

 新チーム始動初日はあいにくの雨となったが、玉熊は室内で投球練習を再開、72球を投げ込んだ。センバツは8強も、今夏サヨナラ負けを喫した明徳義塾戦は8四死球と乱れたことに「体力面を強化し、制球を徹底したい」と進化を誓った。

 新チームは秋の支部予選まで練習試合6試合を予定。「守備でリズムをつくる野球を継続し、いい形で秋につなげたい」。エースが部員61人の先頭に立って3季連続の夢舞台を目指す。

 <白樺学園 帰道100人出迎え>北北海道代表の白樺学園ナインは新千歳空港に到着後、バスで母校に戻った。約100人の出迎えを前に、多田啓佑主将(3年)は「最高の試合ができた。皆さんの応援の力があったからで感謝しています」とあいさつ。惜敗した智弁和歌山戦を含め2試合に登板した川越翼(3年)も「甲子園は楽しいところでした」と完全燃焼の表情だった。

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2011年8月17日のニュース