49年前のV腕・八木沢氏「当時の試合思い出した」

[ 2011年8月17日 06:00 ]

<八幡商・作新学院>8強進出に拍手を送る作新学院の57年の夏初出場時のエース大嶋孝さん

第93回全国高校野球選手権3回戦 作新学院6-3八幡商

(8月16日 甲子園)
 49年前の作新学院センバツV投手で、49年前のセンバツV投手で、延長18回再試合の八幡商戦も投げ抜いた元ロッテ監督の八木沢荘六氏(66=BCリーグ・群馬投手コーチ)は「テレビで見ていました。大谷君も馬力が出てきたし、甲子園で成長している。いい試合だった」と喜んだ。4

 49年前は0―0のまま引き分け。「当時の試合を思い出しました。点が取れず、取られず…。同じことを何度も繰り返して18回を投げきった感じ」。快進撃を続ける母校に「1試合1試合を大事に、楽しんで、ぜひ頂点に立ってほしい」とエールを送った。

 ≪アルプスは明暗も健闘讃える≫因縁の対決に作新学院、八幡商の49年前のメンバーがスタンドで後輩に声援を送った。作新学院の春夏連覇時のメンバーで駆けつけたのは佐山和夫さん(66)と佐藤忠信さん(67)の2人。二塁手だった佐山さんは「あの時は決勝まで無失策だったが、守備の良さは伝統。でも打撃力は今の方が上」と後輩の快進撃に目を細めた。一方、八幡商OBは6人が集まったが雪辱はならず。それでも当時左翼を守っていた藤村武夫さん(67)は「昔の練習は水も飲んだらダメだった。今の子は体格いいね」と後輩の健闘を称えていた。

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