ジョージア魂賞に プロ野球記録287Sの岩瀬

[ 2011年8月17日 06:00 ]

中日・岩瀬(中央)にジョージア魂賞を贈るコカ・コーラセントラルジャパン株式会社・代表取締役社長 高橋顕三氏(右)と取締役常務執行役員中部支社長 楢井幸夫氏(左)

 チームの勝利のためにもっとも貢献したプレーに贈られる「第5回ジョージア魂賞」の表彰式が16日、ナゴヤドームで行われた。受賞した中日・岩瀬仁紀投手(36)に、「コカコーラ セントラルジャパン」高橋顕三代表取締役社長から記念の盾が手渡され、副賞としてジョージア製品1年分と賞金30万円が贈られた。

 球界最高の守護神にまた一つ勲章が加わった。地元ナゴヤドームで行われた6月16日のソフトバンク戦。万雷の拍手の中、5―2の9回に3番手として登板した左腕は「伝家の宝刀」スライダーを駆使し、2三振を含む3者凡退で試合を締めた。この瞬間、高津臣吾(ヤクルト)を抜き、日本プロ野球記録となる通算287セーブの金字塔が打ち立てられた。

 「記録はシーズン中は意識しない。終わってから“凄いことをしたんだな”と思うでしょうけどね。1つのアウトを必死で取ろうとやってきた結果だと思います」

 中日の監督として指導したこともある選考委員の山田久志氏は「長く抑えとして頑張ってきた岩瀬にとって、一つのけじめとなる日本記録」とねぎらいの言葉をかけた。次の目標は史上初の300セーブ。鉄腕は前人未到の道を歩み続ける。

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2011年8月17日のニュース