秋山監督、いら立ち隠せず 無敗のストッパー崩れる

[ 2010年9月10日 22:26 ]

 【ソフトバンク1―2日本ハム】ここまで無敗のストッパーの牙城がついに崩れた。1―1で迎えた延長十回。ソフトバンクのマウンドを任された馬原が、1死一、三塁からスクイズを決められて勝ち越しを許した。2日続けて頼みの救援陣が打たれての連敗。秋山監督は深くため息をついた後、「きょうは何もないな」といら立ちを隠せなかった。

 試合前まで防御率が1・14だった馬原だったが、1人目の大野をストレートで歩かせたこの日は勝手が違った。陽岱鋼には初球で簡単に犠打を決められ、さらに田中に中前打を許して一、三塁。1ボールから森本にスクイズを完ぺきに決められた。捕手の山崎は「考えてはいたけど…」と肩を落とした。
 ブルペンを支えてきた摂津がリードしている展開から打たれた前夜に続き、鉄壁だった馬原も陥落した。さらに打線は9安打しながら1点どまりと悪い流ればかりだ。
 「あとは気持ちだけやな。また明日から」。秋山監督も選手に奮起を求めるしかない。残り11試合で西武とのゲーム差は2・5に広がった。がけっぷちのチームの前に、11日はダルビッシュが立ちはだかる。

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2010年9月10日のニュース