T―岡田、全治6週間…それでも指揮官「無理せえ」

[ 2010年9月10日 06:00 ]

8日のロッテ戦で負傷交代したT-岡田(手前左)

 オリックスのT―岡田外野手(22)が9日、神戸市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、左太腿裏の肉離れで全治6週間と診断された。

 本来ならレギュラーシーズン中の復帰は絶望的。しかし、逆転CS進出に闘志を燃やす岡田監督は、出場選手登録から外さず、10日からの楽天3連戦(Kスタ宮城)に同行させると明言。「シーズン半ばなら無理させへんけど。(終盤なので)無理させる。(本人にも)無理せえ言うよ。いるのと、いないのでは違う」と、代打の切り札でスタンバイさせる考えを明かした。
 T―岡田は、8日のロッテ戦(京セラドーム)で2回の走塁中に負傷し、直後の守備から途中交代。この日の検査後、井筒チーフトレーナーが「通常であれば、1週間の安静期間が必要」と説明するほどの重症だった。しかし、チームは3位・ロッテに2・5ゲーム差に接近。リーグトップの32本塁打を放っている主砲を欠けば、大きな戦力ダウンとなる。一歩間違えば、患部を悪化させる危険性もあるが、指揮官は「三振かホームランでもええしな」と命運をT―岡田に託した。

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