大記録の重圧…守護神・岩瀬まさかの3失点

[ 2010年6月8日 06:00 ]

<中・西4>250セーブを目前に逆転をされ、顔を覆う中日・岩瀬(右)。心配そうな表情は森野

 【中日3―4西武】大記録達成へのプレッシャーなのか。中日守護神・岩瀬がまさかの3失点で昨年8月22日以来の黒星を喫した。2点リードの9回。史上3人目の通算250セーブ達成で名球会入りは目前だったが、球にいつもの切れも制球もなかった。連打と四球で1死満塁から高山、石井義に連打されて逆転された。

 3万1641人の観客から悲鳴が上がる中、悪夢の25球をベンチで見届けた落合監督は「しようがない」と2度繰り返した。森ヘッドコーチも「プレッシャー?ないわけないだろ」と擁護した。ポーカーフェースの左腕は「すべてにおいて申し訳ない。ここまできて意識しないわけではない。結果は取り返しようがないので次やるしかない」。そう絞り出すのがやっとだった。

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2010年6月8日のニュース