両リーグトップ!井口17勝で8個目V打!

[ 2009年5月18日 06:00 ]

<ロ・西>初回無死満塁、井口資仁が左前適時打を放ち諸積コーチとグータッチ

 【ロッテ8―5西武】充実感に浸った。自分のことだけじゃない。3カード連続勝ち越しで4位タイ浮上。ロッテ・井口はそれを何よりも喜んだ。

 「僕としては順調に来ているし、チームも本来の姿になってきている。交流戦に非常にいい形で入れますね」。“不動の4番”がまた勝負強さを発揮した。初回無死満塁で左前先制打。制球に苦しむ平野の1ボールからの2球目、カウントを取りにきた直球を狙い澄ました。「イメージ通りに打てた」。これが決勝打で勝利打点は両リーグトップの8個目となった。
 5年ぶりの国内復帰もブランクは全く感じさせない。リーグ2位の打率・357。すべて4番で先発した34試合で無安打はわずか4試合と抜群の安定感を誇る。サヨナラ2発含む9本塁打とパワーも勝負強さも発揮した。日替わりオーダーが売り物のバレンタイン監督も、井口には全幅の信頼を置いている。
 入念な準備もしている。ロッテ入団が決まった1月中からビデオを取り寄せ、他球団の主力投手を中心に分析。初対戦の投手は「早めにタイミングを取るように」対処。この日の平野もあっさり攻略した。19日から国内では自身初の交流戦。4月末に痛めた左太腿も完治し、指名打者から本職の二塁に復帰する。「初めて対戦する投手も多くなる。チームも自分も上を目指したい」。その存在感はセ・リーグ相手でも変わらない。

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2009年5月18日のニュース