「申し訳ない」上原、投げ急いで連打浴びる

[ 2009年5月18日 09:43 ]

ロイヤルズ戦の6回、逆転を許し沈んだ表情のオリオールズ・上原

 【オリオールズ4―7ロイヤルズ】球数が80球を超えて迎えた6回にオリオールズの上原が崩れた。先頭打者にフォークボールを中前打されると、次の3番バトラーには追い込んでからの甘い速球を中越えに適時二塁打。さらに連打で逆転されて降板。「きょうに限っては投げ急いでしまった」。残念そうに振り返った。

 投げ急ぎの原因は明白だ。立ち上がりから全力で投げる上原は、中盤以降急激に球威を失っていく。本人も「自分の中では6、7回を越えればというのがあるから」。スタミナ切れは感じなかったというが、無駄な球を使わず、早めに勝負をつけるための球が、中軸打者への好球となってしまった。
 今回は先発ローテーションの入れ替えがあったことで登板日がずれ、今季初の中6日と登板間隔が開いた。調整時間は日本並み。それだけに「もったいなかった。結果が出なくて申し訳ない」。うつむき、つぶやくように話した。
 だが、次回登板でも「最初からいく」と話した。「今年はこれでいきたい」とペース配分するつもりはない。あくまでも、自分の信じる投球スタイルで結果を出すつもりだ。(共同)

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2009年5月18日のニュース