大矢路線からは決別 田代代行「考えがある」

[ 2009年5月18日 18:44 ]

 昨季から最下位に沈み続けるチームを任された田代監督代行は「気持ちが大事。闘争心を持って、結果を恐れずに攻めることを選手に強く求める」と話した。弱小と言われるようになってしまった横浜に、まず必要なのは「開き直り」だろう。

 その上でいかに戦力を整えていくか。新指揮官は「やはりベテランの力も大事」と言った。貧打を解消するため、次々と2軍から選手を昇格させ、若手の勢いに頼った大矢監督。田代代行は「若手を使っても結果が出ていない。ポジションは奪い取るもの」と大矢路線からの決別を鮮明にした。
 開幕からの打撃不振で、4月から2軍落ちしている仁志について、監督代行は「動きを見ると、まだまだ元気。(具体的には)言えないが、考えがある」と、早期の1軍復帰を示唆した。守備力も含め、勝負の厳しさを知るベテランの存在感でもって、チームを引き締めたい考えのようだ。
 ただ、投手陣が抱える問題は深刻。三浦、グリンらが奮闘する先発陣はいいが、抑え役の石井や山口は失敗を繰り返している。仮に打線が奮起しても、勝ちパターンが確立できなければ、苦しい戦いが続くことになる。

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2009年5月18日のニュース