【高校選抜ラグビー】東福岡が御所実に快勝で8強 吉川主将「桐蔭学園を止めるのは僕たちしかいない」

[ 2026年3月26日 19:21 ]

全国高校選抜ラグビー大会2回戦   東福岡49―7御所実 ( 2026年3月26日    埼玉・熊谷スポーツ文化公園、くまぴあ )

<東福岡・御所実>前半、東福岡のWTB丸山晴矢が相手を引きずってトライを決める
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 5大会ぶりの優勝を目指す東福岡が、御所実(奈良)を49―7で圧倒し、準々決勝に進出した。後半25分に今大会初失点となるトライを許したが、計8トライを奪う快勝。準々決勝で大分東明と対戦する。

 堅守が代名詞の東福岡が、攻撃でも魅せた。陣地挽回の自陣からのキックは少なく、世界の主流となっているハイパントも多くない。隙があればバックスに展開して連続攻撃を仕掛け、後半7分にはSO川添丈(3年)がDGも決めた。

 藤田雄一郎監督は「今年は攻め。新チームからアタックのマインドをつくっている」と明かす。「アタックができればディフェンスもできる」。2022年度以来の花園制覇に向け、「日本一になるための第一歩」と狙いを説明した。

 日本一翌年の23年度のチームは堅守を誇ったが、花園決勝は5―8で桐蔭学園に敗れた。今年1月の準決勝は京都成章に19―38で敗戦。藤田監督は「(ここ3年)負け続けているからね。点を取れていない」と言う。例えばペナルティを得ても、タッチに蹴るだけでなく、スペースを見て状況判断する「マインド」を重視してきた。

 FL吉川元基主将(3年)も「得点を取らないと勝てない。新チームはアタックメインで練習している」と話す。「ディフェンスはしっかりやればできる。アタックは時間をかけて磨くもの」。練習内容も「全部、変わった」と言う。

 一方で、藤田監督は強豪の御所実を圧倒した要因の1つに「ブレークダウンでのファイト」を挙げた。アタックはFWが接点を制して初めて成立する。前日の1回戦、日本航空石川戦の反省を修正した内容に、「バトルを忘れたら東福岡じゃないからね」と話した。

 全国4強以上が常連の東福岡が踏み出した新しい境地。藤田監督は「強い時はアタックもよかった」と話すが、視線の先には、花園3連覇中の桐蔭学園(神奈川)がある。

 吉川主将は「桐蔭学園の3連覇の前に優勝したのは東福岡。桐蔭学園の3連覇が始まったのは、(決勝で)東福岡が負けてから。桐蔭を止めるのは、僕たちしかいない」とはっきりと口にする。「まずは選抜を勝ちきること。できれば桐蔭に勝っておきたい」。クリアすぎる目標が、選手を奮い立たせている。

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