【柔道】パリ五輪金の出口クリスタ「海外で広めていきたい」カナダ代表の経歴生かした普及への思い

[ 2026年3月24日 18:15 ]

<柔道・出口姉妹引退会見>母、祖母とともに記念撮影に収まる出口クリスタ(中央右)と出口ケリー(同左)
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 柔道女子57キロ級パリ五輪金メダルの出口クリスタ(30=日本生命)と女子52キロ級の出口ケリー(27=日本生命)姉妹が24日、現役引退を同時に発表し、都内で会見を行った。

 出口クリスタは「目標としていた五輪金メダルを達成して、現役としての柔道人生に満足できたからここが引き際なのかなと思いました」と引退の理由を説明。金メダルを獲得した2024年パリ五輪後も一時は現役続行を考えたが「あまりにも(心の)炎が燃えてこなくて、そこでもう満足したんだなと思った。もう一度柔道したいという気持ちにならなかった」と決断に至った。

 長野県塩尻市出身で、高校時代から国際大会で活躍。当初は日本代表で五輪出場を目指していたが、山梨学院大3年時の2017年に父の母国であるカナダ国籍を選択した。カナダ代表として出場した2024年パリ五輪で金メダルを獲得。「代表国が違っても一人の人間としてたくさんの人が応援してくれた」と感謝した。今後は、子供向けの柔道教室を開くなど競技の普及に努めていくという。「日本で生活してカナダ代表で戦ってきたという特殊な立ち位置。英語もできるので国際交流とか海外で柔道を広めることもやっていきたい」と自身の特性を生かした活動にも意欲を示した。

 昨年11月、自身の名を冠した小学生の柔道大会「THE FIRST STEP JUDO Fes2025 with Christa」を開催。監督・コーチによる選手への技術的指導や叱責(しっせき)禁止という独自ルールで行った。「自分は柔道が嫌いな期間が長かったので、子供たちには楽しんでやってほしい」。今後もこの大会は継続していく意向で「良い大会ができたと思っている。普通の大会では怒られることもあると思うけど、私の大会では笑って柔道してほしい」と普及への想いを語った。

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