【リーグワン】埼玉のSO山沢拓也「プレッシャーを感じる時間がなかった」極限状態で劇的逆転ゴール

[ 2026年3月14日 17:56 ]

NTTジャパンラグビーリーグワン1部第11節   埼玉 32―30 東京ベイ ( 2026年3月14日    東京・秩父宮ラグビー場 )

東京ベイ戦で逆転勝利に貢献した埼玉のSO山沢拓也
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 9勝1敗同士の注目の一戦は、3位の埼玉が勝ち点で首位に立つ東京ベイを32―30で破って単独2位に浮上した。

 埼玉は前半14分、CTBダミアン・デアレンデ(34)が中央突破トライを決めて先制。その後は、東京ベイのWTBハラトア・ヴァイレア(27)のペナルティーゴール(PG)とSH藤原忍(27)のトライで逆転を許した。5―10で迎えた同31分にSO山沢拓也(31)が25メートル弱のPGを決め、同34分にはSO山沢のキックから前進したWTB竹山晃暉(29)がドリブルで前に運んで逆転トライを決めた。

 15―10で折り返し、後半3分にはキャリーバックで相手にゴール前スクラムのチャンスを与えるとWTB根塚洸雅(27)のトライで逆転された。同6分、SO山沢拓也が25メートル弱のPGを決めて再度逆転。同18分には東京ベイのLOデーヴィッド・ブルブリング(36)のトライでまた逆転を許し、さらにFBショーン・スティーブンソン(29)に50メートル弱の長距離PGも決められた。埼玉は18―27で迎えた同29分、CTBデアレンデのキックからLOオッキー・バーナード(24)が右の大外でトライを決めて2点差に迫った。その後PGを1本与えて25―30で迎えた後半ロスタイムのラストワンプレー。敵陣ゴール前付近で37フェーズを重ねる粘り強い攻撃の末、最後はSH萩原周(24)のロングパスを右の大外でキャッチしたFB野口竜司(30)が値千金の同点トライを決めた。そして最後はSO山沢拓也が角度のあるコンバージョンを見事に成功。32―30の劇的な逆転勝利を収めた。

 計6度もリードが入れ替わるシーソーゲームの展開で、最後は37フェーズの死闘。山沢拓也は「見ている人は楽しかったのかなと思う」と笑いながら「攻めるしかない状況だったので最後は気力。ボールをキープし続けられたことが結果的によかった。本当に総合力だった」と振り返った。逆転勝利を決めたコンバージョンについては「ヘトヘトだったので、ただ蹴るというか。プレッシャーを感じる時間がなかった」と極限状態だった。

 この日、PG2本とコンバージョン4本中3本を成功。角度のある難しい場面でも正確なキックを見せた。HO坂手淳史主将(32)は「入るだろうなとは思ってました。いつもみんなが帰った後もグラウンドに残ってショットの練習しているので、安心して見てました」と司令塔を信頼。自主練で培ったキックの精度が、勝負を分ける大事な場面で生きた。昨季は山沢拓也の弟・京平がキック成功率82.1%でベストキッカーに輝いたが、今季はケガなどの影響でここまで出場4試合にとどまっている。司令塔を担う兄は「弟が戻ってくるまで自分は待っている。一緒にプレーしたい」と復帰を望んだ。

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