【玉ノ井親方 視点】安青錦は下半身が全く動いていない… 予想外の苦戦、綱獲りは仕切り直し

[ 2026年3月14日 21:23 ]

上手投げで熱海富士(左)に敗れた安青錦(撮影・長嶋 久樹)
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 安青錦の綱獲りは残念ながら仕切り直しとなった。正直、前半戦でここまで苦戦するとは思ってもいなかった。その要因は下半身にある。極端な言い方をすれば全く動いていない。上体だけで相撲を取っていて、相手に圧力をかけられていない。熱海富士戦も足を前に運べていなかった。

 足が出ていれば腰がぐっと中に入って脇が締まり、おっつけの威力も増す。だが足が出ないと、逆に脇が空きやすくなる。そこを熱海富士に狙われた。簡単に右差しを許し、四つに組まれた。熱海富士のような大型力士と胸を合わせてしまっては、勝機も遠のく。

 下半身が動かない原因の一つに、綱獲りの重圧もあったかもしれない。ただ安青錦なら、そういうプレッシャーも力に変えるのではないかと期待していた。先場所とは別人のような今の大関の動きを見ると、どこかケガをしていなければ良いのだが、と心配になる。(元大関・栃東)

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