豊昇龍“7度目の正直”へ 1敗キープで綱初V前進 支度部屋取材で“ご機嫌”

[ 2026年3月14日 05:30 ]

大相撲春場所6日目 ( 2026年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

押し出しで平戸海(右)を破る豊昇龍(撮影・平嶋 理子)
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 横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)が今場所一番の内容で幕内・平戸海(25=境川部屋)を圧倒し、1敗を死守した。関脇・高安(36=田子ノ浦部屋)と平幕・隆の勝(31=湊川部屋)が敗れたため全勝力士がいなくなり、昇進7場所目での横綱初優勝へ首位に並んだ。7人が1敗で並ぶ混戦。大関・安青錦(21=安治川部屋)は平幕・王鵬(26=大嶽部屋)にきめ出されて3敗目を喫し、場所後の横綱昇進は厳しくなった。

 土俵での厳しさとは対照的な柔らかい表情だった。取組後の支度部屋。豊昇龍は相撲内容を一通り振り返り、自ら「ありがとうございました」と取材を打ち切ったが、報道陣が離れない。取材終了を示す、髪をまだ結い終えていないこともあった。多くを語らない人柄。「あっち行ってください」、「勘弁してください」と繰り返し、支度部屋を笑いで包んだ。

 取組では、速さが身上の平戸海相手に鋭く左足から踏み込んだ。右を差しに行き、左はおっつけ。頭からきた難敵の当たりにも一歩として退かず、逆に押し出した。「集中してやりました。体の動きも悪くない。集中して落ち着いて取れたのが良かったと思います」。2・7秒の完勝。審判長の九重親方(元大関・千代大海)も「今場所一番の内容。平戸海の速さ、力にも負けてない。横綱の踏み込みが良かった」と絶賛した。

 強い豊昇龍が大阪に帰ってきた。新横綱に昇進して迎えた昨年春場所。番付発表で「何が起きても休場しない。負けても休場しない。最後までやります」と15日間の皆勤を宣言した。だが初日に小結・阿炎に敗れると、その後も3個の金星を配給して10日目から休場。以来5場所、夏場所12勝、秋場所13勝、九州場所12勝と賜杯に接近こそすれど、横綱初Vは果たせていない。

 今年の初場所後は東南アジアのブルネイ王室からの招きに応じ、3泊で気分転換して大阪入り。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)が「(昨年春場所を)もう一度思い出して、悔しさを晴らしてもらわないと。強いところを見せてほしい」と求める「強さ」を土俵上で発揮する。大の里が休場し、両大関も3敗。周囲の状況も後押ししている。

 ≪霧島も1敗死守≫霧島が義ノ富士を下し1敗を守った。中途半端な立ち合いになり「お互い力を抜いた感じになって待ったかと思った」と止まりかけたが、慌てて立て直し、左からの上手投げ。「勝って良かった。集中力を切らさないことが大事」と振り返った。初場所は11勝を挙げ、大関復帰の足固めの大事な場所。「自分の相撲を取り切ること。まず一番一番」と自らに言い聞かせていた。

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