【ジャンプ】二階堂蓮、LHで銀メダル! 同一大会では日本勢最多タイ3つ目のメダルも「悔しい!」と号泣

[ 2026年2月15日 04:30 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第9日 ジャンプ   男子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル) ( 2026年2月14日    プレダッツォ・ジャンプ競技場 )

表彰式で声援に応える二階堂蓮(AP)
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 ミラノ・コルティナ冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプの男子個人ラージヒル(ヒルサイズHS=141メートル)が14日(日本時間15日)、プレダッツォ・ジャンプ競技場で行われ、二階堂蓮(24=日本ビール)は銀メダルを獲得した。今大会は個人ノーマルヒル、混合団体で銅メダルを獲得しており、これで3つ目。98年長野五輪の船木和喜に並び、同一大会ではジャンプ日本勢最多となった。

 二階堂は1回目に低い飛行曲線からぐんぐん伸びていき、140メートルのビッグフライト。テレマークも決まり、154・0点の高得点をたたき出した。会心のジャンプに、着地後はガッツポーズが飛び出した。

 2回目は136・5メートルにとどまり、直前にトップに立ったプレブツ(スロベニア)におよばなかった。競技後は「悔しい~!」と絶叫し、「2本目は失敗しちゃって…。うまくいけばというのがどうしても頭をよぎった」とこぼしていた。取材対応を終えると、父・学さんと抱き合って号泣した。

 父・学さんは世界選手権代表の元ジャンパー。北海道江別市の実家には、トロフィーが並んでいた。その背中を見て育った二階堂の原点は、幼少期から受けてきた父の指導にある。二階堂の飛躍は、低い飛行曲線から後半に伸ばすのが特徴。競技を始めた頃から「上半身を起こさずに飛び出せば、空中姿勢の完成が早い」と繰り返し教え込まれてきた。「それがベースになって、今のスタイルができあがっている」。父への感謝は今も変わらない。

 そして転機は22~23年シーズンだった。参考にしたのは、体格が近いシュテファン・クラフト(オーストリア)。22年北京オリンピックラージヒル金メダリストの助走動作を研究し、作山憲斗ヘッドコーチ(35)の助言も受けながら、スタートで一度腰を落としてから上げる動きを取り入れた。最適なポジションを作るための工夫だった。

 「それがハマった」。アプローチのスピードが増し、踏み切りも滑らかになった。進化は結果となって表れ、今季W杯初優勝、そして今大会ノーマルヒルと混合団体での銅メダル、ラージヒルでの銀メダルにつながった。

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