【スノボ】山田琉聖 銅メダル 我が道をゆく19歳 高回転入れず初舞台で独創性発揮

[ 2026年2月15日 02:00 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第8日   スノーボード男子ハーフパイプ決勝 ( 2026年2月13日    リビーニョ・スノーパーク )

<ミラノ・コルティナ五輪 スノーボード男子ハーフパイプ決勝>1回目を終え喜ぶ山田琉聖(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 静かなたたずまいに宿す信念を貫き、19歳で初出場した山田琉聖が銅メダルを獲得した。1回目に92・00点でトップに立つと、ルーティンの難度を上げた3回目は、技の精度を欠きながらも再び92・00点。逆転はならなかったが、トリプルコーク1440を打たなくてもメダル争いを演じられることを証明し、「トリプルがたくさん出る大会で、自分のルーティンをずっと貫いて、3番手になれたのは純粋にうれしい気持ち」と笑みを浮かべた。

 逆エッジの反動で斜め軸に回る「ロデオ」と、パイプを飛び出し山側に弧を描く「アリーウープ」の合わせ技を組み込み、中井孝治や国母和宏ら、北海道の先輩たちが好んで打ったマックツイストにもこだわった。道産子ライダーとして初の五輪メダルに「北海道に持って帰れるのは凄くうれしい」と話した。

 独創性あるルーティンへかじを切ったのは、左手首や肩を骨折した中学生の時。練習ができず、動画をひたすら見ていた時に「ルーティンがワンパターン化していた」と気づいた。「北海道の先輩は格好いい。自分も好きな技で大会に出たい」と独自路線を追求。中3で初めて出場した21年全日本選手権。1週間前にスイッチバックを入れると宣言し、周囲の反対を押し切って導入。6位に入り強化指定を受け、五輪への足がかりをつくった。

 技の回転数が限界に近づく中、一足早く本流を外れていた山田に、時代の潮流が追いかけてきた。「3位のうれしさもありつつ、2、3本目は決めきれなかった悔しさもある」と感情を表現したが、まだ19歳。「4年後もこの舞台に立てたらいいし、今まで通りのルーティンを貫く」と、静かな口調でリベンジを誓った。

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年2月15日のニュース