【フィギュア】坂本花織&りくりゅう 個人種目で“ダブル”金メダルへ弾み 北京五輪での約束有言実行

[ 2026年2月10日 01:30 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第3日 フィギュアスケート団体 ( 2026年2月8日    ミラノ・アイススケートアリーナ )

表彰式で自撮りをする(右から)木原龍一、森田真沙也、三浦璃来、吉田唄菜、坂本花織、鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 団体の女子フリーで坂本花織(25=シスメックス)が全体トップの148・62点をマーク。ペアの三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)もSP同様に今季世界最高をマークして1位となり、2大会連続出場で存在感を示した。坂本、「りくりゅう」の2人は、個人種目で日本フィギュア界初の“ダブル”金メダルを射程圏に収めた。

 仲間の奮起に応えないわけにはいかなかった。米国と5点差の2位で迎えた最終日。ペアの三浦、木原組が2点差に縮め、続いて女子フリーで坂本が銀盤に立った。思いを込めた「愛の讃歌」を情感たっぷりに滑りきり、3連続ジャンプが2連続になった以外は大きなミスなくフィニッシュ。SPに続いて全体トップの得点を叩き出し、この時点で米国と同点とした。

 「(木原)龍一くんが“かおちゃんに良いバトン渡すからね”と言ってくれて、本当に良すぎるぐらいで(笑い)。“自分もちゃんとやらないとな”という気持ちになった」。日本の男女シングルで初めてSPとフリーの両方に出場。エースとしての役割を果たし、うれし涙を流した。

 4年前から物語は始まっていた。22年北京五輪。ともに戦った三浦、木原組や鍵山らと「ミラノでもメダルを獲れるように頑張ろう」と言葉をかわした。その結束が深まったのが、24年夏のパリ五輪で行われた北京五輪のメダル授与式。ロシア選手のドーピング問題で2年半も勲章を手にできていなかったが、エッフェル塔を望む大観衆の広場でようやく銀メダルを首から下げた。再結集した地で、全員がさらなる高みを見据えた。

 だからこそ、日本のために奮い立った。最強の編成を目指した日本スケート連盟から昨年末にSPとフリーの両方への出場を打診され「戦力として使ってくれるのがうれしい」と喜んで受け入れた。本気で頂点を狙った戦い。前回と同じ銀メダルでも「4年前よりみんな成長できた。素晴らしい選手ばっかり」と感慨に浸った。

 17日からは個人種目が始まる。今季限りでの引退を表明しており、本当の集大成となる舞台へ「やったるでー!」と気合を入れ直した坂本。有終の美を飾るべく、競技人生の全てを懸ける。

 ▼小松原美里さん 日本チームの団結の強さが順位にもちろん出ていますが、応援の心やバトンをつないでいく姿が格好良かったです。(22年北京五輪の団体銀メダリスト)

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