【玉ノ井親方 視点】見事な反射神経見せた安青錦 綱獲りへ相手押し込む相撲を

[ 2026年1月26日 05:30 ]

大相撲初場所 千秋楽 ( 2026年1月25日    両国国技館 )

熱海富士(右)を首投げで破る安青錦(撮影・郡司 修)
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 安青錦が決定戦で大関の底力を見せた。熱海富士に左から抱え込まれ、土俵際で右もねじ込まれて上体が起きかけた。だが、瞬時に左手を上げて相手の右の行き場をなくさせ、浮いた左を熱海富士の首に巻きつけて逆転の投げを決めた。見事な反射神経だった。

 これで来場所は綱獲り。1年前はまだ十両だったのに、出世の早さには驚くばかりだ。ただ最近は弱点も見えつつある。決して大きな体ではないので、馬力のある相手には苦戦するケースがある。もっと頭から当たって、相手を押し込んでいく立ち合いをする必要がある。生きの良い若手も増えているだけに常に進化していかないと、頭打ちになる。

 熱海富士は善戦した。土俵際で一呼吸置くことができれば結果が違っていたかもしれないが、これも良い経験だ。今場所は体も大きくなって前に出る馬力も増した。新三役が確実な来場所は、さらなる活躍を期待したい。(元大関・栃東)

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