関取経験者の33歳・栃丸が幕下19枚目で6勝「僕はまだやり切れていないので…」再十両への決意

[ 2026年1月26日 07:10 ]

大相撲初場所千秋楽 ( 2026年1月25日    東京・両国国技館 )

栃丸
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 十両経験者で東幕下19枚目の栃丸(33=春日野部屋)が豪ノ湖(21=武隈部屋)を下し、6勝1敗で今場所を取り終えた。

 立ち合い左へ動かれて相手得意の左四つに組み止められたがまわしは与えず。自ら左下手を放して喉輪で距離を取ってから相手が出てくるところをはたき込みで仕留めた。「組まれた時に、やってしまったなと思った。けどああいう不利な状況から立て直す稽古もしてきたので」。最後まで諦めず白星につなげた。

 2023年8月に古傷の両膝を手術し、3場所連続の全休で序二段まで転落。復帰した2024年春場所から大勝ちを続けて一気に番付を戻したが、関取復帰目前の西幕下2枚目で迎えた昨年春場所は2連勝スタートから5連敗に終わった。さらに翌夏場所で左膝脱臼のケガを負い、幕下下位へ逆戻りとなった。「もう一回ケガして諦めそうになったけど、親方衆に“やり切ったのか?できることまだやれていないんじゃないか?”と言っていただいた」。再起を期した翌名古屋場所から再び勝ち越しを続け、今場所6勝を挙げたことで来場所は幕下5枚目以内に番付を上げる可能性も出てきた。

 今場所中、同学年の元幕内・大奄美(33=追手風部屋)が引退を発表。自身と同じく小学生の頃から全国トップレベルで活躍していた大奄美は、栃丸が小6でわんぱく相撲全国大会優勝した時の決勝の相手でもあった。かつてのライバルの引退に思うところはある。力士生活10年間のうち丸8年以上を関取の地位で過ごした大奄美に対し、高卒でプロの世界に飛び込んだ栃丸は15年間で関取在位3場所。「同級生は悔いなくやり切ったんだなと思うけど、僕はまだやり切れていないので。相撲取れるうちにやりたいことをやっておきたい。関取に戻れるように頑張ります」。覚悟を決め、勝負の春に挑む。

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