2場所連続Vの安青錦が会見 新大関20年ぶり「ホッとした気持ちの方が強い」 綱獲りへ「成長したい」

[ 2026年1月26日 10:17 ]

<安青錦優勝一夜明け>記者からの質問に答える安青錦(撮影・大城 有生希)
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 大相撲初場所で06年夏場所の白鵬以来、史上9人目の新大関優勝を果たした安青錦(21=安治川部屋)が千秋楽から一夜明けた26日、都内で会見した。

 前夜は「寝ようとしても寝られなかった。5分ですかね」と笑って会見した安青錦は「やっとゆっくりできるなという感じです。初優勝と比べると先頭でいった時期もあったし、立場としても大関としての場所だったんで、その中でも自分らしい相撲が取れたので凄く良い場所だった」と振り返った。

 熱海富士との優勝決定戦は「全然よくなかった。相手の方が攻めていたし、自分らしい相撲が取れなかった。それでも何とか体が動いてくれた。何とか勝ててよかった」という。2度目の優勝は「うれしいよりホッとした気持ちの方が強かった」と心境を明かし、06年夏場所の白鵬以来20年ぶりの新大関での優勝を「20年ぶりにできて誇りに思ってます」と笑みを浮かべた。春場所は綱獲りに挑むが「考えすぎずに自分らしくやっていけたら。しっかり稽古していろんなところで成長したい。安青錦らしく皆さんに喜んでもらえる相撲を取れれば」と意欲を語った。

 両親へは優勝決定後、テレビ局へ向かう車内で電話で報告したという。「凄く喜んでいた。“知り合いからいっぱい連絡が来てる。今まで相撲に興味なかった人からも連絡が来るようになった”と話していた」と明かし、「ウクライナでは自分の活躍を見て相撲に興味を持ってくれる人が増えているらしい。自分にとってうれしいこと」と話した。

 千秋楽では本割で大関・琴桜(28=佐渡ケ嶽部屋)を破った後、3敗で並んだ平幕・熱海富士(23=伊勢ケ浜部屋)との優勝決定戦を制して1937年春場所の双葉山以来となる新関脇―新大関での連続Vを達成。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)では綱獲りとなり、双葉山、照国に並ぶ史上最速の大関2場所通過に挑む。

 春場所で3連覇を果たし、初土俵から所要16場所での横綱昇進となれば年6場所制以降、史上最速(付け出しを除く)。新入幕から所要7場所での昇進なら大の里(25=二所ノ関部屋)を抜くスピード記録となる。

 ◇安青錦 新大(あおにしき・あらた=本名ダニーロ・ヤブグシシン)2004年3月23日生まれ、ウクライナ・ビンニツァ出身の21歳。ロシアのウクライナ侵攻後、相撲を続けるために22年4月に来日。安治川部屋に入門し23年秋場所で初土俵。24年九州場所新十両。25年春場所で新入幕を果たし同年秋場所で新小結。26年初場所新大関。優勝2回。殊勲賞1回、敢闘賞2回、技能賞3回。得意は右四つ、寄り。1メートル82、140キロ。家族は両親と兄。

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