安青錦、新大関V前進!89年ぶり偉業、新関脇からの連続Vへ 九重審判長絶賛「完璧すぎる」

[ 2026年1月24日 05:20 ]

大相撲初場所13日目 ( 2026年1月23日    両国国技館 )

<大相撲初場所13日目>安青錦(上)は豊昇龍を上手投げで破る(撮影・西海健太郎)
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 単独トップのウクライナ出身の新大関・安青錦(21=安治川部屋)が横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)を上手投げで破り、2敗を守った。06年夏場所の白鵬以来20年ぶりの新大関優勝、1937年春場所の双葉山以来89年ぶりとなる新関脇―新大関での連続Vへ大きく前進した。3敗は関脇・霧島(29=音羽山部屋)と平幕・熱海富士(23=伊勢ケ浜部屋)の2人で、14日目は両者の対戦が組まれたため、優勝決定は千秋楽まで持ち越された。

 安青錦が大関として初めての結びの一番で粘った。立ち合いで低く当たり、右喉輪で豊昇龍の上体を起こした。「我慢できて良かった。いつも通り相撲を取れた」。前まわしをつかみ、豪快な上手投げで横綱を破った。土俵下の九重審判長(元大関・千代大海)は「完璧すぎる。本当に強いと思った。なぜかフレッシュさがない」とうなった。

 豊昇龍とは先場所の優勝決定戦を含めて過去4戦全勝だったが、今月5日の横綱審議委員会による稽古総見では10番取って3勝7敗と精彩を欠いた。「今まで味わったことがない雰囲気だった」。八角理事長(元横綱・北勝海)からは「安青錦はスタミナがない。番数をこなしていかないといけない。あれじゃ上は難しい」と指摘された。それでも本場所で力を発揮するのが強み。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)も「その一番だけ考えているから」と称えた。

 大関昇進後、初めて迎えた年末は多忙だった。複数のテレビのワイドショーに生出演し「しゃべるのも一つの仕事。凄くいい経験だった。なかなか1時間生放送で出ることないので。勉強になった」。看板力士としての仕事も果たし、今場所も期待を裏切らない活躍を続けている。

 稽古も怠らなかった。安治川親方は「相撲に集中する時間をしっかりつくってあげたい。話す時は話すし、稽古する時はする。うまく調整できればいい」と話す。四股、すり足などの基礎運動で、みっちりと下半身を鍛えた。年明けからは4日連続で関取衆と相撲を取るなど精力的に稽古。「強い人とやると自分も力が出せる。稽古することで良くなっていく」と仕上げてきた。

 2敗を守り、06年夏場所の白鵬以来の新大関V、1937年春場所の双葉山以来となる新関脇―新大関での連続Vが目前に迫った。このまま優勝し、綱獲りとなる来場所も賜杯を抱けば、1938年春場所の双葉山以来最速の大関2場所通過で横綱昇進となる。14日目は横綱・大の里戦。「あと2日あるので、しっかり今まで通りやれたら」。21歳の若き新大関が、このまま頂点へと突き進む。

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