朝乃山 トップと1差で39場所ぶりV狙う 恩師の命日に24年春場所以来勝ち越し「結果出せば喜ぶ」

[ 2026年1月22日 05:00 ]

大相撲初場所11日目 ( 2026年1月21日    両国国技館 )

<大相撲初場所11日目>平戸海(右)を寄り切った朝乃山(撮影・西海健太郎)
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 左膝前十字じん帯断裂の大ケガを乗り越え、9場所ぶりに幕内に復帰した朝乃山が平幕・平戸海を力強く寄り切り、24年春場所以来の勝ち越しを決めた。歴代2位となる39場所ぶりのブランク優勝へ、トップと1差で追う。新大関・安青錦は平幕・伯乃富士を下手投げで下し3連勝。横綱・大の里は関脇・霧島を寄り切りで下し、連敗を3で止めた。2敗は安青錦、熱海富士、阿炎の3人となった。

 朝乃山が完全復活への階段をまた一歩上った。立ち合いから右を差して平戸海を土俵際まで追い込み、左上手を引いた。「左を取られたけど、ねじ込んで出られた。右手と交互に体を寄せて寄り切れた」と引きつけて力強く寄り切った。24年春場所以来の勝ち越しを決め、「そういう喜びとかは場所が終わってから。また明日切り替えていく」と表情を引き締めた。

 21日は17年に亡くなった富山商高時代の恩師・浦山英樹さん(享年40)の命日。23年に十両優勝を決めた日でもある。「18年から続いているので、勝ったり負けたり。僕が、どんだけはい上がれるか。僕が結果を出せば喜ぶと思う」。墓参りには、富山へ帰省時に行く予定だという。恩師へ貴重な白星をささげた。

 24年の名古屋場所で左膝前十字じん帯断裂などの大ケガを負い、長期離脱。懸命なリハビリを経て幕内に帰ってきた。昨年10月には左膝にサポーターを着けず、本格的な稽古を行うなど患部の状態も上向き。場所中も基礎運動を欠かさず、膝が冷えないように長ズボンを着用して就寝する。「日に日には良くなっていると思うので大丈夫。治療はしていない。体をほぐす整骨院ぐらい」と話すほど初日から元気な姿を見せている。

 9日目から3連勝で、トップの安青錦らを1差で追う。琴錦の43場所に次ぐ歴代2位となる39場所ぶりブランク優勝へ「(優勝争いに)しっかりついていっている。一日一番しっかり相撲を取りたい」。何度もはい上がってきた不屈の元大関が終盤戦も盛り上げる。

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