鍵山優真が“悔し涙”の連覇でミラノ五輪代表決定 三浦佳生も3位で五輪へ大前進 佐藤駿は確実に

[ 2025年12月20日 20:55 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2025年12月20日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュア全日本選手権第2日>笑顔で並ぶ(左から)佐藤駿、鍵山優真、三浦佳生(撮影・小海途 良幹)
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 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表の最終選考会を兼ねたフィギュアスケート全日本選手権の男子フリーが20日に行われた。

 ショートプログラム(SP)でただ一人100点オーバーだった鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は、フリーでは珍しい決着となった。

 冒頭で4回転サルコー、4回転トーループと連続で見事に決め、序盤は見事な滑り出し。だがその後、ジャンプでミスがあり、演技構成を変えるハプニングもあった。それでも最後は演技をまとめて、287.95点で全日本連覇を決めたが、ミスがあったせいか、キス&クライでは込み上げた涙をこらえきれず号泣。悔し涙の連覇という珍しい形の終わり方となった。

 グランプリファイナルで3位に入った佐藤駿(エームサービス・明大)はSP5位と出遅れたが、フリーでは冒頭で4回転ルッツに成功。4回転―3回転トーループのコンビネーションも着氷した。その後の4回転トーループも決めて、4回転ジャンプは全て成功させ、合計で276.75点で2位に入った。

 また、熾烈(しれつ)な五輪の男子3枠目争いでは、当落線上にいる友野一希(第一住建グループ)が27番滑走で登場したが、ジャンプのミスが続き、涙を流して悔しがった。合計は229.74点と伸びず6位に。

 一方、SP2位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は29番滑走で登場。冒頭に大技4回転ループを決めた。その後の4回転サルコーも着氷し、4回転―3回転の連続トーループも決めるなど勢いに乗った。後半の4回転トーループは着地に失敗したが、全体的にまとめ、合計は261.18点で3位。この時点で表彰台が確定し、キス&クライで抱き合って喜んだ。

 SP6位の山本草太(MIXI)は合計238.94点で5位に入った。

 全種目が終了した21日に五輪代表は発表される。

 ▽五輪選考状況 日本は3枠で全日本選手権の優勝者が自動的に決まり、残る2人は総合的に選出。全日本の2、3位、GPファイナル上位2人(鍵山、佐藤)、今季ベストスコア上位3人(鍵山、佐藤、三浦)を満たす選手から2人目を決め、上記基準を満たして選考から漏れた選手と世界ランク上位3人(鍵山、佐藤、三浦)、日本連盟独自の今季国際競技会ポイント上位3人(鍵山、佐藤、友野)、今季の総合得点平均上位3人(鍵山、佐藤、友野)から残る1人を選ぶ。複数の基準項目で次点の壷井、山本も候補として挙がっている。

 ▼鍵山「まだまだ弱いなというのが率直な感想。優勝にふさわしい演技ができなかったのが心残り。五輪までの残りの期間で、どう練習していくか計画を立てて頑張りたい」

 ▼佐藤「率直にうれしい気持ち。去年の悔しさを晴らす、リベンジしたいと思っていた。6分間練習から緊張や不安で押しつぶされそうになったけど、たくさんの声援を頂いて、緊張や不安が吹っ飛びました」

 ▼三浦「(銅メダルは)思ったより重いなって感じがして。いや、僕なんだかんだメダル初めてだったので、ほんとにうれしいですし、自分の努力の分だけこの重みが詰まってんのかなって感じがして、ほんとにうれしいです。2人からオリンピック一緒に行こうとしか僕は言われてないんで、もうそれが短いけど、端的だけど最大の目標であった。こんな漫画みたいな展開あるんだねっていうのを2人と」

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