【関東大学ラグビー】明大 原点回帰で5季ぶり19度目V FW勝負徹底で101回目の早明戦制した

[ 2025年12月8日 05:30 ]

関東大学ラグビー対抗戦Aグループ   明大25―19早大 ( 2025年12月7日    国立 )

<早大・明大>早大に勝利し、抱き合って喜ぶ明大フィフティーン(撮影・吉田 剛)
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 101回目を迎えた伝統の一戦は、明大が25―19で早大を下し、6勝1敗で5季ぶり19度目の対抗戦優勝を果たした。対抗戦での通算対戦成績は明大の43勝2分け56敗。試合序盤からFW戦を前面に出した戦いを徹底し、FL最上太尊(もがみ・たいそん、4年)がモールを起点に2トライ。わずか2点差の薄氷の勝利だった11月の慶大戦を機に原点回帰し、頂点に上り詰めた。全国大学選手権は20日の準々決勝から登場し、18年度以来7大会ぶり14度目の大学日本一を目指す。

 後半ロスタイム。スクラムをキープし、最後はSO伊藤がボールを蹴り出すと、紫紺のフィフティーンは跳びはねて喜んだ。新しい国立では初めて凱歌を上げる中、一人男泣きしたCTB平主将は「1週間準備してきたことをチーム全員で出せた」と喜びをかみ締めた。

 先行され、好機で取り切れなくても、戦い方を貫いた。中盤からハイパントキックを上げ、相手キーマンのSO服部やFB矢崎にプレッシャーをかけ続けた。スクラムは劣勢でも、モールや接点では優位に立った。3―10の前半31分にはラックを連取して最後に最上が押し込むと、後半5分にはキックチャージからのトライで勝ち越し。同31分にもパワープレーでトライを奪った背番号6は「FW戦は僕たちのプライド。モールには自信があった」と胸を張った。

 ふがいない一戦が分岐点となった。11月2日の慶大戦。最大14点のリードを吐き出し、終盤に何とか逆転勝利。試合後、練習相手となるBチームメンバーが声を荒らげた。「俺らが出た方がいいんじゃないか」と。それまでは主力勢だけで行っていたミーティングを、その後は時に60人規模で実施。思いや意見をぶつけ合った結果、才能あるBKに頼った戦い方から、メイジらしいラグビーへ原点回帰した。「自分たちの強みが何かを再確認した」と平主将。同16日の帝京大戦は21―17で競り勝ち、自信を深めて伝統の一戦も制した。

 8月には20歳未満の部員による飲酒が発覚し、9月の初戦で筑波大に12年ぶりに敗れる逆境の中で始まったシーズン。もちろんここが最終目的地ではないことは、部員全員の共通認識だ。「通過点に過ぎない。切り替えて日本一に向けて頑張っていく」と平主将。大学日本一まで、メイジらしく前進する。

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