宇野昌磨、今季初戦は準V「どんな練習が必要か明確に」見えた表現×ジャンプの融合 GP中国杯

[ 2023年11月11日 22:11 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦中国杯最終日 ( 2023年11月11日    中国・重慶 )

<フィギュアスケート中国杯(2)男子フリー>演技する宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
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 男子では、世界選手権2連覇中で今季初戦の宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー2位の174・73点、合計279・98点で準優勝を飾った。冒頭の4回転ループで転倒。続く4回転フリップも2回転になったが、その後は4回転―3回転の連続トーループなどを決めて演技をまとめた。演技直後は苦笑いも、やり切ったような様子もあった。

 今季初戦を終えて「ジャンプでミスは出てしまいましたけど、ジャンプ以外のところを頑張ろうという意志が見えた試合だったのかなと思う。長年ジャンプだけを集中していたからこそ、なかなか表現といったところに成長が見られていなかったので、凄い良い滑り出しだったんじゃないかなと思いますし。この試合を通して良い演技だったかなと思います」と収穫を強調した。

 今後は注力してきた表現面に、競技会で欠かせないジャンプを融合させていく。「SP、フリー両方とも凄く好きなプログラムになっている。良いものがつくれるんじゃないかなと期待できるプログラムになっている。あとはジャンプの試合での感じとか、表現での試合での感じを今大会で知ることができた。どんな練習が必要かだんだん明確になってきた。1シーズン通して良いものができるんじゃないかなと思います」と期待感を口にした。

 今季はSP、フリーとも新曲。「(ランビエル・コーチが振り付けたSPは)音楽も凄いものを持ってきたなと思いました。普通は1プログラム通して後半盛り上がっていく。凄いステファンらしい、言葉悪くなると、変わったプログラムを持ってきたなと。ほんとステファンらしい。フリーは宮本賢治先生(振付)。僕の得意なところを引き出してくれているものになっている」と説明した。

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