織田信成 フィギュア国スポ選考会2連覇 右足首捻挫抱えながらフリー138・86点

[ 2023年11月11日 17:32 ]

フィギュアスケート大阪府民スポーツ大会/国民スポーツ大会派遣選手選考会 ( 2023年11月11日    大阪府立臨海スポーツセンター )

織田信成
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 成年男子の競技が行われ、2010年バンクーバー五輪7位入賞の織田信成(36=大阪スケート倶楽部)は138・86点をマークし、2連覇を達成した。

 友野一希(上野芝スケートクラブ)の棄権によって、嘉手納宙大(臨海フィギュアSC)と2人でフリーの演技のみで争われた成年男子。織田は冒頭で4回転トーループを転倒したが、続く3回転ルッツ、トリプルアクセル(3回転半)―1オイラー―3回転サルコーの連続ジャンプを着氷する。西日本選手権で右足首を捻挫した中でも、踏ん張って演技をやり切った。

 昨年、この大会で9年ぶりとなる現役復帰を果たした。復帰戦で優勝を飾り、その後に大阪の国体(現国民スポーツ大会)代表に選ばれた。復帰2季目となった今シーズンは進化し、10月の西日本選手権で4回転トーループを決めて優勝した。

 この結果によって年末の全日本選手権出場を決めたかと思われたが、日本アンチ・ドーピング規程に触れて出られないことが判明。全日本選手権に臨むには、大会6カ月前までに日本アンチ・ドーピング機構(JADA)へ復帰届を出して競技外ドーピング検査の対象となっている必要があった。だが、提出したのは今年7月。同1月の八戸国体にも未提出で出場したため、現在はペナルティーなどJADA規程に沿った手続きが進められている。

 国民スポーツ大会の代表選手は、今大会の結果などを踏まえて大阪府スケート連盟のフィギュア部が内定する。その後、大阪府スケート連盟理事会の承認によって最終的に決まる。各クラスで出場枠は「2」となっている。

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