桜井心那 ボギーなしの63で単独首位 最終日悪天候でのホール短縮見据え攻めて9バーディー

[ 2023年10月15日 04:45 ]

女子ゴルフツアー富士通レディース第2日 ( 2023年10月14日    千葉県・東急セブンハンドレッドクラブ=6697ヤード、パー72 )

18番、バーディーを決め笑顔を見せる桜井心那(撮影・西尾 大助)
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 3打差の15位から出た桜井心那(19=ニトリ)が9バーディー、ボギーなしでこの日ベストのをマークし、通算12アンダーに伸ばして単独首位に立った。宮里藍、畑岡奈紗に続く、3人目の10代でのツアー4勝目を狙う。1打差の2位にはともに67で回った岩井千怜(21=Honda)と阿部未悠(23=ミネベアミツミ)が続いた。

 大きな一打になった。最終18番で6メートルのバーディーパットをねじ込んだ桜井は、右拳を握った。最終日は悪天候予報で、万が一の36ホール短縮も見据えて戦ったムービングサタデー。ツアー自己ベスト63を叩き出し、価値ある単独首位浮上だ。

 「長めのパッティングが何個か入ってくれたので良かった。ショットも先週は(グリーンに)乗らなかったりしたけど、5メートルくらいにつけられている」

 バーディーラッシュを見せた。前半で3つ伸ばすと10番からは4連続バーディー。今大会から導入した新たなルーティンでショットの切れが戻ってきた。スタンスを取る直前に、両足をきっちりとそろえる動作を入れることで、球を置く位置もアライメントも改善。「半番手落ちていた」という飛距離も戻った。

 9日には吉田弓美子とディズニーランドに行って、「1年分笑った」とリフレッシュも完了。昨季下部ツアー5勝の大器が、今季4勝目を視界に捉えた。

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