【MGC男子】川内優輝、大かく乱「記憶に残るレースをしますよ!」10キロ独走 集団に12秒差

[ 2023年10月15日 08:30 ]

マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )

<MGC>いきなり先頭に躍り出た川内(右)(撮影・木村 揚輔)
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 上位2人が24年パリ五輪切符を獲得するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着のコースで行われている。

 男子でフルマラソンのキャリアが130回目となったプロランナーの川内優輝(AD損保)は、号砲と同時に先頭へ。「記憶に残るレースをしますよ!」と話していた百戦錬磨の男が、まずは先制攻撃を仕掛け、1キロ2分50秒を刻んだ。

 その後も快調にピッチを刻み、5キロはトップの14分44秒で通過。2位以下の大集団に7秒差をつけ、10キロもトップの29分41秒。後続に12秒差をつけた。

 埼玉県職員時代に最強の公務員ランナーとして五輪出場を狙ったこともあった川内だが、夢舞台には届かず。18年ボストンを制した後、19年4月にプロに転向。東京五輪切符を争った19年の第1回MGCは出場資格があったが、ドーハ世界選手権を優先して出場しなかった。

 ▼パリ五輪への道 MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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