【MGC男子】残り4キロで小山直城がスパート！！大迫らが追う

マラソングランドチャンピオンシップ （ 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ ）

＜MGC男子＞力走する大迫（中央）（撮影・木村　揚輔）
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　上位2人が24年パリ五輪切符を獲得するマラソングランドチャンピオンシップ（MGC）が15日、東京・国立競技場発着のコースで行われている。

　男子で21年東京五輪6位の大迫傑（ナイキ）は、29キロで動いた。先頭をひた走る川内優輝（AD損保）との差が約40秒に開く中、集団の前に出て追撃を開始した。

　35キロ過ぎに川内を吸収して7人の先頭集団を形成すると、残り4キロで小山直城（ホンダ）がスパート。大迫らが懸命に追う展開となった。

　東京五輪後に一度は引退したが、「さらに挑戦したい」と現役復帰。昨年11月のニューヨークシティー・マラソンで2時間11分31秒の5位で再出発すると、今年3月の東京マラソンでは自己3番目の記録となる2時間6分13秒をマークした。

　東京五輪切符を争った19年の第1回MGCは3位。MGCでの代表入りを逃したが、ファイナルチャレンジの20年東京で2時間5分29秒の日本記録（当時）をマークし、東京五輪への道を切り開いた。

　▼パリ五輪への道　MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。