大の里が相撲教習所入所　デビュー場所で大きな声援に「しこ名を叫んでくれてうれしかった」

入所式に出席した大の里　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　幕下10枚目格付け出しでデビューした大相撲夏場所を6勝1敗の好成績で終えた元アマ横綱の大の里（22＝二所ノ関部屋）が1日、東京・両国国技館で行われた相撲教習所の入所式に出席した。第394期生の大の里は式終了後に取材に応じ「場所後は休んでリフレッシュできました。また（授業の始まる）月曜日から頑張りたいです」と期待に胸を膨らませた。

　大きな期待を受けて臨んだ夏場所は最初の相撲で石崎に敗れたが、その後6連勝。「最初は周りの空気に飲まれていたがその後は吹っ切れて、自分の相撲が取れるようになった。初日に負けてすっきりした。途中で負けるより、6連勝できたのは良かった」と振り返る。連日満員の大声援のなかでの相撲。最初は「学生時代は自分の知り合いの応援のみだったが、自分のことを知らない人もしこ名を叫んでくれた。それがうれしかった」と大相撲の力士としての実感を口にした。

　名古屋場所では番付も十両を狙える地位に上がる。「1日でも早く関取に上がりたいので、修正すべきところは修正してしっかりと成績を残せるように頑張りたい」と話した。