新十両・川副改め輝鵬が相撲教習所を卒業「これを機に字が上手になれれば」楽しかった授業は書道

[ 2023年6月1日 17:53 ]

相撲教習所の卒業式に出席した川副改め輝鵬(右)と在所生の落合改め伯桜鵬(撮影・前川 晋作)
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 相撲教習所の卒業式・入所式が1日、東京・両国国技館内の地下1階大広間で行われた。昨年の秋場所と九州場所で初土俵を踏んだ390、391期生が卒業。今年の夏場所、序ノ口と前相撲でそれぞれ初土俵を踏んだ393、394期生が入所した。

 卒業生を代表して証書を受け取ったのは、新十両昇進が決まったばかりの川副改め輝鵬(24=宮城野部屋)。「大学で卒業式は終わりかなと思っていたので、久々の卒業式で懐かしいな」と笑顔を見せた。

 晴れて関取として迎えた卒業式。「僕が入所したとき金峰山関と欧勝馬関が関取になって卒業だった。僕もこうなりたいと思っていたのでうれしいですね」。日大の1年先輩の金峰山(25=木瀬部屋)や同じ学生横綱の欧勝馬(26=鳴戸部屋)と同じように、相撲教習所の卒業を前に、幕下を“卒業”した。

 初土俵を踏んだ秋場所後から半年間、相撲史や運動医学などの教養を学んだ。特に印象に残っているのは書道の講義。「字が上手なわけじゃないので、これを機に字が上手になれればなと思って楽しくやってました」と振り返った。

 また、2月には「相撲史」の講義一環として東京都墨田区にある野見宿禰(のみのすくね)神社を参拝して境内や周辺の清掃活動も行った。「そこに歴代横綱の名前(石碑)があるのを知らなくて、見た時は凄いなと思って感動しました」。稽古に精進する傍ら、多くの学びを得た半年間でもあった。

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