ペア“りくりゅう”年間グランドスラムへ「自信あります」WBC視聴で気分アップ

[ 2023年3月21日 19:03 ]

<世界フィギュア公式練習>曲かけ練習の前に手を合わせる三浦璃来、木原龍一組(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート世界選手権の公式練習が21日、さいたまスーパーアリーナで行われた。

 ペアでGPファイナル、四大陸選手権と合わせて年間グランドスラムの懸かる三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は本番リンクでSP曲の音楽を流して調整。3回転トーループで三浦にミスが出たが、ツイストやリフトなどを確認した。曲かけ後は3回転トーループの修正などを行った。

 三浦が「やってきた練習に自信持っているので、それを出せるかというワクワク感が大きい」と言えば、木原も「僕は10シーズンで最初の大会は自信がない状態で試合が怖かったが、10シーズン経って三浦さんとブルーノ(マルコットコーチ)と自信を持って帰ってくることができた。感謝の気持ちが強い」と話した。

 さいたまスーパーアリーナでの試合は三浦は初めてだが、木原にとっては13年全日本選手権で苦い記憶があるという。「開始2秒で転けた。凄く覚えている。たぶん全日本最速記録。初めてのペアの試合で地に足がついていなかった」と苦笑いで振り返った。

 野球好きの木原は練習前にWBC準決勝、日本vsメキシコを視聴していたという。0―3の7回の吉田正尚の同点弾の瞬間について三浦は「自分の部屋で準備していたら、どこからか“オーマイガ!オーマイガ!ってうるさくて。誰だろうと話そうとしたら(木原が)“俺だった”と。日本語で喜べよって(笑い)」と暴露。サヨナラ勝利の瞬間は2人で見たといい、テンションもアップ。木原は「ラウンジで大喜びしていました。もうちょうっと大人になります」と自戒を込めながら苦笑いで語った。

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