“かなだい”高橋大輔「アイスダンサーとして戻ってくることができた」世界選手権公式練習

＜世界フィギュア公式練習＞メインリンクで練習する村元哉中、高橋大輔組（撮影・小海途　良幹）
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　22日開幕のフィギュアスケート世界選手権の公式練習が21日、さいたまスーパーアリーナで行われた。

　アイスダンスで2年連続出場の“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組（関大KFSC）はリズムダンスの曲をかけて調整。ミスの出たステップの修正に励んだ。四大陸選手権後、フリーダンスの終盤は「世界観を崩したくなかった」という理由でコレオリフトに変更してきたという。高橋は「日本での世界選手権、そんな何回もできない。過ごす時間を楽しみたい。ベストを尽くすだけ」と話した。

　村元は「せっかくのチャンス。昨シーズンの世界選手権は100％の演技ができなかった。悔しさが残って1年続行した。悔いなく笑顔で終われるように頑張りたい」と決意を語り、「トップ10は大きな大きな目標だけど、考えないように。自分たちの100％の演技を出さないとその立ち位置にはいけない」と自らの演技に集中する。

　高橋は東京で行われた07年にシングルで銀メダルを獲得。ソチ五輪直後に行われたさいたま開催の14年は負傷で欠場し、その後は一度現役を退いた経緯がある。「チャンス、縁がなかったが、アイスダンサーとして世界選手権に戻ってくることができた。最高の演技ができるように」と意気込み「ここに戻ってくる度に縁がなかったというか。“あっ、そういう意味だったんだね”と思うような世界選手権にしたい」と語った。