“令和の怪物”落合 雅山超え最速勝ち越し 新十両9日目で

[ 2023年3月21日 04:33 ]

大相撲春場所9日目 ( 2023年3月20日    エディオンアリーナ大阪 )

白鷹山(左)を送り出しで破る落合(撮影・成瀬 徹)
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 史上最速の所要1場所で新十両に昇進した落合が、9日目で早くも勝ち越しを決めた。「目標だったのでよかった」と安堵(あんど)の表情。左四つに組み合うと足を飛ばしてけん制してから、出し投げで崩して白鷹山を送り出し。前日に続いて足技のうまさも見せた。1敗を守った19歳は、朝乃山と逸ノ城の幕内優勝経験者2人と首位を並走する。10代で十両優勝となれば、師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)以来となるが「(その意識は)全くない」と平常心を貫いた。

 過去に落合と同様に無敗で関取に昇進した輪島、武双山、雅山の3人のうち、新十両場所の勝ち越し決定が一番早かったのは「平成の怪物」と呼ばれた雅山の10日目。“令和の怪物”はその記録を塗り替え、さらなる飛躍を予感させた。

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2023年3月21日のニュース