新入幕・北青鵬「じわりじわりと」宇良を退け6勝目 付け人の活躍に刺激「自分も早く勝ち越さないと」

[ 2023年3月21日 21:04 ]

大相撲春場所10日目 ( 2023年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所10日目>宇良(左)を寄り切りで破る北青鵬(撮影・成瀬 徹)
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 新入幕の北青鵬(21=宮城野部屋)が宇良(30=木瀬部屋)を破って6勝目を挙げた。

 立ち合い左手を前に出して宇良をつかまえにいった北青鵬は左から引っ張り込んで動きを止め、右下手を引いて胸を合わせにいった。宇良の左上手投げを残してから土俵中央で相手が動くのをじっくり待ち、今度は右から出し投げにきたところを体を寄せていって寄り切り。47秒の熱戦を制した。

 “規格外”の体格を誇る身長2メートル4の最長身力士と、予測不能の技や動きを繰り出す業師の初対戦。北青鵬は「立ち合いから止まってまずは見ていこうと思った。右が入ったのでじわりじわりと自分の攻めを」と落ち着いて宇良の動きを封じた。ご当所の相手への大声援にも動じず、体を生かした攻めで6勝目。「明日からもじわりじわりと攻めていこうと思います」と持ち味を発揮するよう意気込んだ。

 今場所6日目からは、新十両の落合(19)が自身の付け人を担当。「付け人でもあり後輩でもありますし、その後輩に白星(の数)で負けているので、追い抜かないとって気持ちはあります」。鳥取城北高の2年後輩の落合と1年後輩の幕下・向中野(20)は既に勝ち越しており「自分も早く勝ち越さないと」と刺激を受けていた。

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2023年3月21日のニュース