女子テニス17歳の石井さやか、プロ転向発表　“琢朗の娘から、さやかの父になるように頑張る”

父・石井琢朗（右）と笑顔で写真に納まる石井さやか（撮影・白鳥　佳樹）
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　女子テニスで世界ジュニアランキング8位の石井さやか（17）が20日、横浜市内で会見し、プロ転向とユニバレオとの所属契約締結を発表した。プロ野球DeNAの石井琢朗チーフ打撃コーチの次女。昨年は国別対抗戦の日本代表に選出され、今年1月の全豪オープン・ジュニアで単複とも4強入り。錦織圭と同じ米フロリダ州IMGを拠点にするホープは「目標は4大大会シングルス優勝。今まではお父さんの娘となっていたが、これからは石井さやかのお父さんが野球選手だったとなるように頑張る」と決意を示した。

　身長1メートル75の右利きで、強烈なフォアハンドが武器。憧れの選手に元世界1位のプリスコバ（チェコ）を挙げ「お父さんも尊敬する選手」と照れ笑いした。会見に同席した父は「物心ついた頃からプロになりたいと言っていて、いつしかそれが家族の目標となった。ここがゴールではない」と強調。26日開幕の甲府国際オープンでプロデビューする。

　◇石井　さやか（いしい・さやか）2005年（平17）8月31日生まれ、東京都出身の17歳。5歳でテニスを始め、9歳の時にウィンブルドン選手権を観戦してプロになる夢を抱いた。全国選抜U―14で優勝し、昨年は全日本ジュニアU―18シングルスで優勝。練習拠点は米フロリダ州IMGアカデミー。右利き。身長1メートル75。