安治川親方のおい・安櫻が初勝ち越し 母校・五農の選抜優勝に刺激「やってくれると思っていた」

[ 2023年3月21日 12:29 ]

大相撲春場所10日目 ( 2023年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所10日目>勝ち越しを決めた序二段の安櫻
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 安治川親方(元関脇・安美錦)のおいの序二段・安櫻(18=安治川部屋)が若狭(19=出羽海部屋)を破って4勝1敗として勝ち越しを決めた。

 右喉輪で先に攻めてから右四つに組んで両まわしを引き付けて寄り切り。デビュー2場所目で初めての勝ち越しを決め「素直にうれしいです」と喜びを表した。「先場所は緊張して硬くなっているところがあった。今場所は落ち着いていけているかなと思っています」。大相撲の土俵に慣れ、少しずつ地力と自信も備わってきた。

 19日に高知市で行われた全国高校相撲選抜大会(新人選手権大会)で、母校の青森・五所川原農林高が53年ぶりの優勝。「(結果を)聞いた時は凄くうれしかったですね」と笑顔で話した。優勝メンバーの奈良昴、長谷川力響、長内風道、浅瀬石光玖は全員2年生。2年間ともに汗を流してきた身近な後輩たちの全国制覇を「強いメンバーで、優勝できなくはないチーム。やってくれると思っていた」と誇らしげに称えた。

 昨年12月に創設された安治川部屋の力士として勝ち越し第1号。「後輩たちの活躍を機に、(自分も)どんどん星を伸ばして上がっていきたい」と大いに刺激を受けていた。

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2023年3月21日のニュース