95キロの小兵・雷鵬が幕下3場所目で初勝ち越し!「めっちゃ軽かった」252キロの出羽ノ城を撃破

[ 2023年3月21日 14:22 ]

大相撲春場所10日目 ( 2023年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所10日目> 裾払いで出羽ノ城を破った雷鵬(上) (撮影・後藤 大輝) 
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 幕下・雷鵬(25=宮城野部屋)が出羽ノ城(29=出羽海部屋)を破って勝ち越しを決めた。

 現役力士最重量252キロの巨体を誇る出羽ノ城に対し、95キロの小兵はもろ手突きから中に入って前に出ながら右足ですそ払い。「どれくらい重いのかなと思ったけど、めっちゃ軽かったです」と157キロの体重差を感じさせない快勝だった。

 250キロを超える巨漢との初対戦を前に、経験豊富な兄弟子の助言をもとに対策を練った。「“炎鵬関だったらどうやっていきますか?”って聞きました」。そのとおりにはいかなかったが足技で勝負を決め「うまく決まってよかった」と胸をなで下ろした。

 幕下3場所目でついに初めての勝ち越し。この1年間は幕下に上がっては3勝4敗で負け越して三段目との往復を繰り返していた。「周りの刺激も受けて、自分で試行錯誤してやっと勝ち越せました」。稽古場では幕下上位の川副(23)や向中野(20)らとも充実した申し合いを繰り広げており実力は十分。ようやく勝ち越し、さらなる星の上積みを狙う。「6番勝つつもりで次の一番もしっかり頑張ります」。新入幕・北青鵬(21)や新十両・落合(19)ら若手の快進撃で勢いに乗る宮城野部屋の25歳が、次の関取を目指していく。

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2023年3月21日のニュース