レバンガ北海道・折茂武彦社長 佐古HC契約解除に「現状を変えるべく決断」

[ 2023年2月7日 19:55 ]

折茂武彦社長
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 Bリーグ1部のレバンガ北海道は佐古賢一ヘッドコーチ(52)との契約を双方合意の上で解除することを7日、公式サイトで発表。代表取締役社長の折茂武彦氏(52)は公式サイトにコメントで「結果が伴わず降格圏内に位置している現状を変えるべく、今回の契約解除の決断に至りました」と経緯を明かした。なお、11日の宇都宮ブレックス戦から小野寺龍太郎アシスタントコーチがHC代行がチームの指揮を執る。

 レバンガ北海道は公式サイトで「このたび、レバンガ北海道は、佐古賢一ヘッドコーチとの契約を双方合意の上で解除することとなりましたので、お知らせいたします」と佐古HCとの契約を解除したことを発表し「なお、2月11日の宇都宮ブレックス戦より小野寺龍太郎アシスタントコーチがHC代行としてチームの指揮を執ります」とした。

 折茂氏は佐古HCとの契約解除についてコメントで「皆様には多大なご心配をおかけするとともに、今季掲げてきたチャンピオンシップ出場に関して、ここまで8勝28敗と大きく負け越している現状に心よりお詫び申し上げます。佐古賢一氏には、2021-22シーズンからチームの指揮をお願いし、1年目はチームの土台を創り、2年目である今季は勝負にこだわり、結果にこだわる采配をお願いしてきましたが、結果が伴わず降格圏内に位置している現状を変えるべく、今回の契約解除の決断に至りました」と経緯を明かした。

 また「予算の上でも過去最高の補強をし、大きな期待を背負って臨んだシーズンではありましたが、現状を考えると今シーズンの目標であったCS出場は非常に厳しい状況であると言わざるを得ず、まずは目の前の1試合に全力で挑み、クラブが今後果たすべき役割のためにB1残留を勝ち取ることが残り24試合を戦う上で最も大事なことであるという共通認識を持つため、今季の目標をB1残留とすることを判断いたしました」とした。

 目標の修正については「当初の目標を果たせぬまま、目標を修正することとなったこと、大変申し訳ございません」と謝罪。それでも「ファン・ブースターの皆様をはじめ、ステークホルダーの皆様方には期待を裏切る結果が続いており、大変申し訳なく思っておりますが、どんな時でも変わらず応援くださる皆様のためにも結果にこだわった試合をお見せできるよう、クラブ一丸となってチームを立て直してまいります」とチームの立て直しを誓った。

 代行を務める小野寺氏には「小野寺龍太郎HC代行は、これまでもチームの戦術戦略やスカウティングにおいて役割を果たしてくれていましたが、試合の指揮を含め、一貫して進めることで、より深い理解を選手に与え、遂行度の高いチームを築いてくれることを期待しています」と期待を寄せた。

 そして「今シーズン残り24試合、来季以降のクラブの運命を左右する大事な試合が続いていきます。これまで以上にチームは勝利のために最高の準備をして試合に臨んでまいりますので、どうかファン・ブースターの皆様におかれましても、会場に足を運んでいただき、チームを鼓舞し、選手たちの背中を押してくださいますと幸いです。 B1残留を必ず果たすために、皆様の引き続きの全“緑”応援をよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

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2023年2月7日のニュース