パリよりも「宇宙」 12歳の小野寺吟雲「3位になれてうれしい」スケボー世界選手権から帰国

[ 2023年2月7日 19:28 ]

<スケートボード・ストリート世界選手権2022から帰国>帰国し笑顔を見せる小野寺(左)と西矢(撮影・会津 智海)
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 スケートボード・ストリート世界選手権(アラブ首長国連邦シャルジャ)で史上最年少の12歳での表彰台となる3位に入った小野寺吟雲(ぎんう)ら日本代表選手が7日、成田空港に帰国。初の大舞台で世界を驚かすパフォーマンスを見せた小野寺は、「自分の決めたいトリックを決勝で出して、3位になれてうれしい」と喜びを語った。

 大会では準決勝を堂々のトップ通過。決勝ではラン1本目に転倒して得点が伸び悩む窮地に追い込まれたが、人並み外れた精神力の強さで2本目は“全決め”し「全部決めてやるという気持ちで、2本目は決められて良かった」と振り返った。ベストトリックでも他の選手には真似のできない高い技術のトリックを披露して表彰台に食い込み、日本代表の早川大輔コーチは「彼のトリックはスケートボードの未来だと思う」と絶賛した。

 今大会の銅メダル獲得で、24年パリ五輪選考ポイントでも日本勢トップとなる3位にランクインした小野寺。14歳で迎えるパリでの活躍が期待されるが、本人は周囲の喧噪もどこ吹く風とばかりに「目標は宇宙に行ってスケボーをやってみたい」と目を輝かせた。

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