アービング放出のネッツは惜敗 21歳のトーマスは2試合連続40得点超え 史上2番目の年少記録

[ 2023年2月7日 12:39 ]

2試合連続で40得点以上をマークしたネッツのトーマス(AP)
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 カイリー・アービング(30)をマーベリクスにトレードした東地区全体4位のネッツは6日、地元ブルックリン(ニューヨーク州)で西地区全体4位のクリッパーズと対戦したが、116―124(前半53―55)で敗れて32勝21敗。アービングに代わって今季初先発となった2シーズン目で横須賀出身のキャム・トーマス(21)が3点シュートを11本中7本成功させ、自己最多の47得点をたたき出したがあと一歩及ばなかった。

 トーマスは4日のウィザーズ戦でも44得点をマークしており「21歳と117日」での2試合連続40得点超えは、2006年2月13日(対スパーズ)と15日(対セルティクス)に44得点と43得点を記録した当時キャバリアーズ所属のレブロン・ジェームズ(38=現レイカーズ)の「21歳と47日」に次ぐ史上2番目の年少記録となった。

 アービング以外にもケビン・デュラント(34)、ベン・シモンズ(26)、セス・カリー(32)ら主力が欠場しているネッツは、第4Q中盤に連続14点を入れて一時107―99と8点をリードしたものの、その後の接戦を制することができず惜敗。3点シュートは31本中16本を決めて成功率は51・6%とクリッパーズの40・0%を上回ったが、16回のターンオーバーで25失点を記録するなどミスも目立った。

 デュラント離脱後は5勝8敗。アービングの交換要員となったガードのスペンサー・ディンウィディー(29)とフォワードのドリアン・フィニースミス(29)はまだ合流していない。

 渡辺雄太(28)は21分の出場で3リバウンドと3アシストをマークしたものの、放った2本のジャンプシュート(うち1本は3点シュート)はいずれもリングに嫌われて無得点。今季の3点シュートの成功率は48・0%から47・5%にダウンした。ただし規定本数に「5」不足した状態ながら、この部門で1位となっているサンズのデイミオン・リー(30)の46・8%は上回っている。2位はナゲッツのケンタビアス・コールドウェルポープ(29)の46・2%。3位でクリッパーズ所属のルーク・ケナード(26)はこの日のネッツ戦で4本中3本を失敗しており、数値は45・3%から44・7%に下がった。

 勝ったクリッパーズは31勝26敗。ポール・ジョージ(32)が29得点、カワイ・レナード(31)が24得点を稼ぎ、ロード6連戦を4勝2敗で終えた。

 ネッツは7日にサンズと対戦。クリッパーズは8日にアービングの移籍先となったマーベリクスと顔を合わせることになっている。

 一方、八村塁(24)をレイカーズに放出したウィザーズは地元ワシントンDCで東地区全体4位のキャバリアーズに一度もリードできないままに91―114(前半46―66)で敗れ、6連勝のあとは3連敗を喫して24勝29敗。ブラドリー・ビール(29)とカイル・クーズマ(27)は欠場し、八村不在となってからは4勝3敗となった。

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2023年2月7日のニュース