貴景勝 一人大関の意地見せた!阿武咲との“流血大一番”制し3敗で3人が首位に並ぶ混戦に

[ 2023年1月20日 17:55 ]

大相撲初場所13日目 ( 2023年1月20日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所・13日目>阿武咲(左)を押し出しで下した貴景勝(撮影・藤山 由理)
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 大相撲初場所は20日、両国国技館で13日目の取組が行われ、今場所番付筆頭の一人大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が星の差1つで追う単独トップの前頭8枚目・阿武咲(26=阿武松部屋)と激突。注目の一番を制し10勝目を挙げ、再び首位タイに浮上。賜杯争いは10勝3敗で貴景勝と平幕勢の阿武咲、琴勝峰の3人が並び千秋楽までもつれることになった。

 貴景勝は10日目の取組を終え、9勝1敗で単独トップに立っていたが小結・琴ノ若と小結・霧馬山に連敗。昨年夏場所以来の2桁勝利となる10勝目を挙げた平幕の阿武咲が貴景勝に代わって単独トップに浮上。この日は両者の注目の一番が組まれた。

 今場所後の綱取りが厳しくなってきた貴景勝だが同じ年のライバルとの“大一番”で鼻血を出すほど立ち合いから激しくぶつかり合い、最後は押し出しで勝利。3敗を死守し、再び首位タイに浮上した。

 同じく首位を星の差1つで追う平幕・琴勝峰も平幕・阿炎を突き落としで下し10勝目。3敗で3人が並び、賜杯争いは千秋楽までもつれることに。2敗力士が消えたことで4敗の小結・霧馬山や平幕勢の東龍、大栄翔にも逆転の可能性がある“混沌”とした展開になった。

 関脇勢では豊昇龍が同じ関脇・若隆景にすくい投げで敗れ6敗目(7勝)。勝った若隆景は7勝目を挙げ、勝ち越しまであと1勝とした。星を五分に戻した正代は平幕・竜電に寄り切りで敗れ、6勝7敗と再び黒星が先行した。

<大相撲初場所 幕内成績上位力士>
10勝3敗 琴勝峰、阿武咲、貴景勝
9勝4敗 東龍、大栄翔、霧馬山

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