大栄翔が貴景勝と激しい押し合いで館内沸かせた 惜敗も「プラスに考えてやっていきたい」

[ 2023年1月10日 20:19 ]

大相撲初場所3日目 ( 2023年1月10日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所3日目>貴景勝を攻める大栄翔(右)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 幕内・大栄翔(29=追手風部屋)が結びの一番で大関・貴景勝(26=常盤山部屋)に突き落としで敗れ、今場所の初黒星を喫した。

 互いに激しい立ち合いから、大栄翔が突っ張って前に出てからいなして先手。貴景勝も突き返して互角の押し合いになると、大栄翔が勝負を決めようと攻め込んでいったところを土俵際で右へ回り込まれた。押し相撲同士の激しい相撲に館内は大盛り上がり。土俵下の佐渡ケ嶽審判長(元関脇・初代琴ノ若)は「見応えのある一番でしたね」と両者を称えた。

 埼玉栄高の3年後輩を相手に意地を見せたがあと一歩及ばず。「最後伸び切ってしまった。ああいう負けは本当にもったいない」と悔しがった。それでも「押しが一番強い大関を相手にこういう相撲が取れたのはプラスに考えてやっていきたい」と敗戦を次につなげた。

 相手を圧倒する得意の突き押しが光り、今場所は初日から連勝。3連勝ならずも、調子の良さが表れていた。「内容は凄く良いと思うので、気持ちだけ切り替えて明日からやっていきたい」と前を向き、4日目以降を見据えた。

続きを表示

2023年1月10日のニュース